西荻窪のそれいゆの料理はとても美味しい。
ご飯のおすすめはカレーオムライス、チーズカレー。
お洒落さだけで料理が適当なカフェでよく出てくるカレーの無表情さが全くなく、こくがあって、お肉の味がする。
デザートには絶対にパンプキンパイを。
こちらもパンプキンパイと聞いて一般的に想像される味とはかけ離れている。
ときどき大きめのカボチャが入っている。
でもホームメイド特有の甘さ控えめ、素朴な味って風では全くない。
自然だけどしっかり甘い、本物のパンプキンパイ。
とにかく美味しい。
そして珈琲や紅茶もしっかりと美味しい。
レトロとも、昔ながらの喫茶店とも言える店構え。
ひっきりなしにお客さんが入ってくる。
お洒落な人、普通の人、初々しいカップル、近所の夫婦、mac抱えたITの人、影のある謎の男性/女性、若い娘2人連れ、ビジネスウーマン。
なぜか、私の隣にはいつも関係性が見えない男女が座ることが多い気がする。
まだカップルではないが、お互い憎からず想っているようなふたり。
元々大学の先輩後輩だったりするのだけれど、昔話や共通の友人の近況ばかり話していてなかなか進展しない。
そんな状態だ。
好きだと言うかわりに、封筒に落ち葉を入れて送るような関係…
実際は全然普通の友達なのかもしれないけど。好きですらないのかもしれないけど。
でもそんなロマンティックな幻想すら見えてくる、そんな空間がそれいゆなのです。
水出し珈琲をつくる器具。
オーナーらしきレディに、今日は遭遇した。
6〜70歳くらいだろうか。
私たちが入店したときに、ちょうど出かけるところだった様子だが、席を案内してくれた。
トレンチコートと、鮮やかな口紅と笑顔が印象的な人だった。
早くまたそれいゆに行きたい。
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